ミルキーブルーな湖と養殖サーモン【ニュージーランド南島】
サーモンといえば、北国のイメージがあります。
しかしニュージーランドでもサーモンがいくつかの場所で養殖されているみたいです。
今回私が向かったのは、星空観察で有名なテカポ湖の隣にある「プカキ湖」のほとりです。テカポ湖から車で約30分で着きます。
道中はやや山道でした。
お店の名前は「Mount Cook Alpine Salmon」です。
養殖場自体は別の場所にあるようで、販売所という感じでしょうか。
駐車場には何台もの観光バスが停まっていました。グーグルマップでもかなり口コミがあったので、けっこう有名なお店かと思います。
ちなみに、こちらの周りは建物が少ないので車がびゅんびゅん通っています。駐車場に入る際はご注意を。
私は一回通り過ぎました(笑)
店内はこぢんまりしていて、シンプルにサーモンをメインに販売されていました。
商品は生のサーモンの他、スモークサーモンやイクラなどもあり、どれも非常に美味しそうでした。
ちなみにサンドイッチなど料理系の商品はありませんでした。
我々は定番の「Sashimi 100g」($10)を二人で分けることにしました。
適度に脂が乗っているサーモンです。
醤油とわさび、箸ももらえました。
お店の外に椅子とテーブルがあるので、そこで皆さん食べていました。冬だとちょっと寒いかも?
味の方は、さっぱりしていてくせのないサーモンでした。いつも食べるサーモンより匂いが少ないようにも思いました。
ある意味、いくらでも食べられそうな味です。
醤油とわさびが若干日本のものと違うなーと思ったので、もし日本の醤油とわさびで食べたらまた違う味に感じるかもしれません。
サーモンを食べている間、眼前にはミルキーブルーのプカキ湖が広がっていました。
本当にこの辺で養殖してるの?と思うくらい乳白色です。
遠くにはニュージーランド最高峰のマウント・クック(らしき山)も見えて、本当に雄大でした。
という訳で、「ミルキーブルーの湖と白い山々を見ながらサーモンを食べる」というのは中々不思議な体験でした。
ちなみにお店の「Mount Cook Alpine Salmon」は残念ながら日本には輸出していないようです。
どこかでまたこのサーモンを食べてみたいと思いました。
(この記事は2019年末の旅行を基に書いています。)
ニュージーランドの独特なコーヒー文化を目の当たりにした話
「普通のコーヒー」がありませんでした。
この記事は、2019年末~2020年年明けにニュージーランド(クライストチャーチ)を旅行した際の体験に基づいています。
フラットホワイト
クライストチャーチはたくさんのカフェがあり、旅行中に頻繁に利用しました。
どこのカフェもおしゃれでクオリティが高く、旅行ガイドに載っている有名店で無くても良い時間を過ごせます。
しかし、最初にコーヒーメニューを見たときは「?」になりました。
普通にブラックコーヒーを注文しようとしたら、それらしき名前がどこにもありません。
日本のカフェに行くと、大体「本日のコーヒー」的なメニューが一番最初に書かれていると思います。ニュージーランドで同じポジションにいるのは「フラットホワイト」です。
フラットホワイトは「カプチーノ」のような、「カフェラテ」のような飲み物です。
ネットで色々と探してみたところ、カフェラテやカプチーノとはミルクの配合が異なる様です。カプチーノよりややコーヒーの割合が高く、コーヒーの風味を強く感じるとありました。
しかし実際に色々なお店のフラットホワイトを飲んでみましたが、
私には正直カプチーノとの違いが分かりませんでした(笑)
カプチーノよりやや泡が少ないかな?くらいでしょうか。
私自身はカフェラテが好きなので、似たところのあるフラットホワイトも美味しいと思いました。
ブラックコーヒーはどこ?
「フラットホワイト」はニュージーランドやオーストラリアでメジャーかつ名物的な飲み物なので、旅行前から知っていました。
しかし先ほども書きましたが、ミルクの入っていないブラックコーヒーが飲みたいなーと思った時、どれ!?になりました。
私が飲みたい「ブラックコーヒー」とは、ミルクや砂糖を加えていない「ドリップコーヒー」です。日本ならカフェやコンビニ、自販機で売っている一番普通のやつです。
説明するまでも無いかと。
なぜこれが無かったかと言うと、そもそもニュージーランドでは「ドリップコーヒー」ではなく、「エスプレッソ」がメジャーだからです。
なので、エスプレッソ(少量の濃いコーヒー)をベースに、メニューが展開されているようです。
ちなみに「フラットホワイト」もエスプレッソ+ミルクで作られています。
では、ニュージーランドには「ブラックコーヒー」にあたるメニューは無いのでしょうか?メニューを探してみると、近いものがありました。
「ロングブラック」です。
ロングブラックはお湯にエスプレッソを加えたものになります。
ロングブラックとセットで書かれている「ショートブラック」というものもありますが、こちらは「エスプレッソ」そのもののようです。
これは初見では分かりませんね。
今回はロングブラックを何度か飲んでみました。
私の個人的な感想ですが、
「インスタントコーヒーを入れすぎた時のブラックコーヒー」でした。
・・・こんな感想しか出ず申し訳ありません。
つまり慣れ親しんだブラックコーヒーとは別物で、もっと濃い味がロングブラックです。
旅行中は、フラットホワイトも美味しいけど、ドリップコーヒーが恋しい・・・となることが時々ありました。
特にニュージーランドは甘いスイーツが多いので、ミルク入りコーヒーよりミルク無しでさっぱりしたくなりました。
ドリップコーヒーを飲むなら海外チェーン
どうしてもドリップコーヒーが飲みたい!という場合、スタバなどの海外チェーンに行くのが一番です。
しかし、クライストチャーチの中心地にはスタバがありませんでした。昔はあったらしいんですが、独自のコーヒー文化に入り込めず苦戦しているようです。
クライストチャーチ唯一のスタバは、少し郊外の大型スーパーマーケット「ウェストフィールド・リッカートン」にありました。車かバスで行くことができるお店です。
日本の様に行列ができる訳でも無く比較的空いており、スムーズに利用できました。
味は安定のスタバでした。
ミルクが違う
多くのコーヒーメニューでミルクが使われているニュージーランドですが、基本となる牛乳そのものが日本とやや違いました。
郊外へ行くとたくさんの乳牛が放牧されていますので、カフェで使われているミルクもニュージーランド産だと想定します。
しかしニュージーランドの牛乳を購入して飲んだところ、日本より甘みは強く、コクなどの点ではさっぱりしている印象でした。
ですので、同じように日本でフラットホワイトなどを作ってもまた違う味になるのかなと思いました。
日本でも最近、ニュージーランド産のバターを見かけるようになりました。こちらも日本のバターとは味が違うので、ニュージーランドの乳製品を感じるのには最適だと思います。
紅茶もあります
カフェと言うよりレストランになりますが、紅茶もよくメニューに見かけます。
コーヒーの勢力には劣るものの、色々なお店で飲んでみるのも良いと思います。
まとめ
自分が普通と思っている「コーヒー」が当たり前でもないと認識させられました。
ニュージーランドはエスプレッソ文化で、一番メジャーなのは「フラットホワイト」ということでした。
日本のコーヒーが恋しくなりますが、ニュージーランドに訪れた際はぜひコーヒーを楽しんでみてください。
ニュージーランドの食事はまずい? →おいしくて量が多かった!
2019年年末から2020年年明けまでニュージーランドのクライストチャーチへ行った時の話です。
帰国後、「ニュージーランドのご飯ってやっぱりまずかった?」と聞かれたことがあります。
ニュージーランドがイギリス領だったからそんなイメージがあるかもしれません。
そんな事もあやふやなまま出国しましたが(笑)
私はイギリスに行った事が無いので、イギリスの料理は分かりません。
でも今回滞在したニュージーランド、少なくとも南島の食事はおいしかったです!
レストランやカフェの食事
カフェかレストランで食事をすることが多かったので、いくつか回った感想です。
レストランは基本的に量が多いです。
欲張って一人ずつ注文しては後悔しました(笑)
カフェも食事系が充実しているので、十分おなかいっぱいになりました。
追加の注文もしやすい雰囲気なので、足りなければ追加するのが丁度良いです。
基本的に口に合わないような際立ったものが無くて逆に紹介しづらいです(笑)
強いて言うとフライドポテトの頻度が高い気がしました。
良く出てきたのは、ジャガイモの皮がついている「ナチュラルカットポテト」というタイプです。
塩加減も丁度良く、個人的には細いポテトより好みでした。
パンがおいしい
特別おいしいというより、日本人が違和感無く食べられるおいしさです。
主食が食べやすいのはけっこう助かります。
デザートは甘め
食事系は違和感がほとんど無かったものの、デザートは甘い事が多かったです。
個人的に甘すぎるのは苦手なので、もう少し砂糖少なめで作って欲しいです!
スーパー
数回行った感じだと、欧米のスーパーとそんなに変わらない?と思いました。
農業国のイメージがあるだけに、ニュージーランド産の果物が楽しめました。ブルーベリー、クランベリー、いちご、りんご、桃など。
それから小袋のポテチが個包装されていたのが独特で、お土産には最適でした!
あとは、どこでもあると思っていたラム肉が意外と存在感なく、ちゃんと食べる機会を逃してしまいました・・・
ラム肉がしっかり食べたい方は事前においしいお店を探してみてください!
↓ シーザーサラダの写真のお店、Strawberry Fare 人気なので予約推奨します
↓ ポテトの写真のお店、Lone Star Cafe & Bar 多彩なメニューがありました
ニュージーランド限定の旨ソースについて
ケチャップに見えるけどケチャップじゃない、
謎においしいソースをクライストチャーチで発見しました。
ニュージーランドでは「トマトソース」と呼ばれるソースです。
これは日本で言うトマトソースとは別物のようです。
カフェで発見
遅めの朝食に入ったカフェ「Therapy Coffee」。
陽気なお兄さんがレジで注文を聞いてくれました。
何か雑談っぽい事も言ってくれたのですが、何度聞き返しても聞き取れず・・・
謝ったら、全然大丈夫!的な感じでした。
こういう海外の優しさが好きです。
パンと卵のセットを頼んだのですが、焼き加減を聞かれたのか?付け合わせを聞かれたのか?
これも聞き取れないので全部イエスで答えていたら、エッグ&エッグな料理が出てきました。
本当はベーコンとか欲しかったなあ。
と、がっかりしていたんですが、ケチャップみたいな赤いソースをつけて食べると、
うまっ!
ってなりました。
トマトの味はするんですが、ケチャップより甘くて、酸味が抑えられていて、それだけで無く、ハーブのような風味がアクセントになっていました。
・・・伝わるでしょうか?
それと、トロトロの目玉焼きがとてもおいしかったです。
この調味料は何だろう??
とすごく興味が湧いたので、先ほどの店員さんに聞こう、聞こうとしたのですが、先ほどリスニングに失敗したのと、クライストチャーチに着いてまもない事もあって勇気が出ず。
結局聞けませんでした。
市販品がたくさん
後になって、どうしても気になったのでググってみました。
他の方のブログを拝見したところ、「トマトソース」という名前であること、あのカフェだけでなく、ニュージーランドの家庭でも普通に使われていることを知りました。
用途はほぼケチャップと同じと思われます。
更に、スーパーにたくさん並んでいるとのことで、早速買いに行きました。
覚えている限りでは4メーカーくらい並んでいた気がします。
世界的にも有名な食品メーカー「ハインツ」の商品もありましたが、一番人気は「Wattie's」のトマトソースらしいです。
確かに「Wattie's」のトマトソースは店頭の占有面積が広いし目立つ印象。
私はメーカーを調べる前にテンションが上がって、「Speight's」というメーカーのトマトソースを2本買ってしまい、「Wattie's」のトマトソースは断念しました。
(でも「Speight's」もニュージーランドのメーカーのようです。)
1種類では比較できませんが、「Speight's」のトマトソースは、甘みが際立っていて、カフェで食べたような奥深いハーブの風味は感じませんでした。
やはりカフェオリジナルのトマトソースだったんでしょうか?
その他にもフライドポテトには大体トマトソースがついていましたので、少なくともクライストチャーチに行ったら、出会うことになると思います。
日本では入手できなさそう
日本でも入手可能か探しましたが、通販サイトやアンテナショップでも置いていないようです・・・
北島にはあるか分かりませんが、もしニュージーランドに行ったら一度は食べてみてください!
↓クライストチャーチの Therapy Coffee おすすめです!