クライストチャーチの有名カフェ C1 Espresso【ニュージーランド】
2019年末にクライストチャーチを訪れました。
到着早々訪れたのが C1 Espressoです。
ガイドブックにも載っている、とても有名なカフェです。
有名ゆえに混んでいるのでは?と思いましたが、ほどよいお客さんで賑わっていました。
ニュージーランドのカフェは大体15時~17時くらいで閉まってしまいます。しかしC1 Espressoだけは、朝から夜まで開いています。
夜はレストランやバーに行けば良いのですが、軽めに食べたい時には有難いです。(それでもフードメニューはがっつりしています。)
お店に入ると日本のカフェと同じく、最初にカウンターでメニューを注文します。
カウンターの近くにマフィンやサンドイッチなどの軽食が置いてあるのも日本といっしょです。
今回はフラットホワイト(ニュージーランドの定番)とハンバーガーを注文しました。
名前を聞かれてから、席で待ちます。
店内にかなりユニークなウォーターサーバーがありました。
お水は無料で飲めるのでありがたいです。
しかも炭酸水のウォーターサーバーまでありました。最高です。
少し待っていると、先にフラットホワイトがきました。
見た目はカプチーノとそう変わりません。
ラテアートでニュージーランドの葉っぱが描かれていました。(シルバーファンという植物らしいです。)
ニュージーランドの牛乳に甘さがあるので、優しい味わいでした。
そしてハンバーガーですが、その運び方がかなりユニークです。
天井にたくさんの透明チューブが張り巡らされています。
この中を通ってハンバーガーが席の近くまでやってきます。
もちろんハンバーガー単体がやってくるのでは無く、専用の入れ物に入っています。
気がついたら自分のハンバーガーが来てました。
天井を移動する様子は速すぎて見えませんでした。 残念。
名前入りで来ているので、確認してから席まで持って行きます。
この中に本当にハンバーガー入っているの??という見た目です。
開け方が分からなくて5分くらい格闘しました(笑)
端の黒い部分にロックがかかっているのでそれを解除し、両端をひねるとスライドして開きました。
ハンバーガーは具材も肉もボリュームたっぷりで、付け合わせにはくるくるのポテトも入っていて、かなりお腹いっぱいになりました。
変なくせが無いので、日本人も食べやすい味です。
店内は、どちらかというと少しファンキーな曲がかかっていました。
ユニークなカフェで大変良かったです。
大みそかにもう一度行こうとしたらお休みになっていました。12月31日と1月1日はおそらくやっていないと思うので、年末年始に訪れた方は、それ以外でぜひ、行って欲しい場所です!
アートな街クライストチャーチを歩く【NZ】
クライストチャーチの街中を観光していると、たくさんのストリートアートに出くわします。
いつからこんなアートが?と思いましたが、2011年の大地震がきっかけと書いている記事が何件かありました。
建物の取り壊しでむき出しになった壁に描かれるようになったそうです。
確かに壁アートの隣は駐車場など開けた場所になっていることが多かったような。
この壁アートは隣に建物ができてしまうと見えなくなるので、今だけのものもあると思います。
私はアート関係に全く詳しく無いので紹介のみですが、2020年1月に街中を歩いていて見つけたものを載せておきます。
これら写真のアートもよく見ると、隣が未舗装の駐車場が多いので、そのうち見えなくなってしまうのでしょうか・・・
それはそれで、かつての賑わいを取り戻したということで、良いのかも知れません。
壁アート以外にも様々なオブジェも見かけました。
傍らで親子がバスケをしていました。
ちなみにこのストリートバスケはいつも賑わっていました。
現代アートを感じる羊が歩道に。
公園にもアートが取り入れられていました。
年末年始ということもあるのか、子ども達でわいわいしていました。
公園の中でもオブジェを見かけることがあります。
こちらは仮聖堂の正面にありました。
何を表現しているか説明書きなどは無かったと思います。
その他にも色々なアートを見かけましたので、ただゆっくりと街中を歩くだけでも他の街には無いような楽しみ方ができると思います。
動物近すぎ!なウィローバンク野生動物保護区【NZクライストチャーチ】
2020年元旦早々、動物とふれあってきました。
「動物保護区」というくらいなので、自然公園的な場所?と思っていましたが、どちらかというと動物園に近い感じでした。
(保護活動もきっと行われていると思います。)
ニュージーランドといえば羊のイメージですが、こちらは鳥類が多かったです。
一番の目玉は、ニュージーランドの国鳥「キウイ」が見られる、しかもガラス越しではない、ということです。
ですがそれ以上に良かったのは、たくさんの動物が放し飼いされていて、すごく間近で動物とふれあえることです。
以下、紹介していきます。
クジャク
数羽のクジャクがいました。カラフルな1羽のオスのクジャクが色んな所をウロウロしていました。
歩き回りすぎて羽踏まれないかと心配になりました。
鳥は子育てシーズンのようで、柵の向こうにメスと子どもがいました。
よく見ると子ども達もクジャクらしいトサカ(冠羽)があって可愛いのと、お母さんクジャクの羽がもの凄くフワフワな感じが、見ているだけで最高でした。
オスのクジャクは子育てを全くしないそうです。
だからウロウロしていたんですね。
母子に近づけないのか、どこかさみしそうに感じました。
その他遠目ですが、もう一組つがいがおり、白いクジャクもいました。
水鳥
鴨、白鳥、ニワトリが多かったです。日本では見た事の無い鳥も沢山います。
歩き回っている鳥たちがけっこう寄ってきます。入場する時に売店でエサが売っているのでそれが目当てだと思います。
羊、ヤギ
柵に囲まれていましたが、それでもかなり積極的でした。
その他のほ乳類
豚、牛、ラマ、ロバなどがいました。エサをやることもできます。
イグアナ
キウイ
目玉のキウイですが、夜行性のため暗い飼育スペースにいます。
撮影はできません。
ルートの最後の方にありますが、ここに着くまでに案内板が出てきたり、キウイの紹介スペースがあったりと、かなりじらされます(笑)
エリア内部は結構広く、キウイが柵の中を自由に歩き回れるようになっています。
静かにしていると、パキパキ…と何かが枝を折る音が聞こえました。確かに活動しているようです。
今回3羽いたようですが、暗くてキウイそのものを見る事はできませんでした。
気配を感じる体験、といった感じでしょうか。
園内について
一度足を踏み入れると迷路のように先が見えないようになっていて、冒険気分で動物に会えます。
かなり間近で動物と接するので、子どもが楽しめると思います。(場合によっては近すぎて怖いかも…)
お正月でも開いているのも有難いポイントです。
しかもそんなに混雑していません。混雑のストレスも無く、寂し過ぎるほど少なくなく、快適です。
交通の便が少し悪いのが難点かもしれません。
ウィローバンク野生動物保護区はクライストチャーチ郊外にあります。
クライストチャーチは路線バスが発達していますが、直行便はありませんでした。
我々は空港からだったのでタクシーを使いました。
クライストチャーチ市内から路線バスなら乗り換えを一回挟めば行けます。
行き方はGoogleマップの通りでOKです。
レンタカーであればもっと簡単に行けると思います。
今回の旅行で、クライストチャーチおすすめスポットの一つになりました。
NZの地震を考える 【クライストチャーチのスポット紹介】
ご存じの方もいると思いますが、ニュージーランドは地震の起きる国です。
最近では2019年に北部にある火山が噴火して大きなニュースになりました。
- クライストチャーチと地震
- Quake City
- クライストチャーチ大聖堂
- クライストチャーチトランジショナル大聖堂(仮聖堂)
- 185 White Chairs
- CTV Earth Quake Memorial Park
- その他 石造りの建物
- 地図
クライストチャーチと地震
私が2019年末に訪れたクライストチャーチも頻繁に地震に見舞われている地域です。
特に、2011年2月22日に発生したカンタベリー地震では多くの日本人を含む、たくさんの方が亡くなる大災害でした。
その1ヶ月も経たないうちに東日本大震災が発生したので、ニュージーランドの地震のことは記憶に無い方も多いと思います。
当時、私の友人達がクライストチャーチに留学していました。彼女たちは無事だったものの、同じ歳で亡くなった方がいて、大変衝撃を受けました。
どれだけ地震の影響を感じるのか?と思いながら訪れたのですが、見ただけでは地震の影響はほとんど分かりませんでした。
地震から約9年ということもあり、私の第一印象は「静かで落ち着いた街」でした。
街中には建設中の建物がありましたが、どの部分が復興によるものか、それとも関係ないのか、判断できませんでした。
では地震関連の場所は?というと、歩いていれば自然と見つけられると思ったのですが、意外と案内も無く、日本語でまとめているサイトも多くありませんでした。
そこで私が訪れられなかった場所も含めて、クライストチャーチの地震に関連する場所をご紹介します。
Quake City
まず最初に行って頂きたい、地震に関する博物館です。
主に2011年のカンタベリー地震と、その前に起こった2010年の地震について被害の大きさを知ることができます。倒壊した建物の写真や救助活動について見ていると、ついこの前起こったかのような臨場感が湧いてきました。
印象的だったのは、クライストチャーチやその周辺で起こった地震年表です。
クライストチャーチ周辺ではおよそ数年から十数年単位で、マグニチュード5~6以上の地震が起きていることが分かりました。
この博物館を訪れる前は、ほんとに地震起きたの?というくらい静かで平穏な街にしか見えなかったのですが、大きなリスクも持っているということが分かりました。街のあちこちで工事が盛んに行われているのも、地震の影響があるようです。
この博物館に立ち寄ってから他の場所に行くのと、そうでない場合とでは全然街の感じ方が違いますので、是非最初のうちに訪れて頂きたいです。
ちなみに入館料は$20とやや高めですが、閉館1時間前を過ぎると半額で入れました。ですがじっくり見ていたら1時間では足りませんでした。
クライストチャーチ大聖堂
カンタベリー地震を象徴する場所です。クライストチャーチのシンボル的存在であった為、損壊してしまった衝撃は大きかったと思います。
多くの観光客がいましたが、地震前は大聖堂を中からも見られただろうと思うと、切なくなります。
現在も工事が続いているため、柵ののぞき窓からしか見られませんでした。
周りにはモニュメントなども建てられていました。
クライストチャーチトランジショナル大聖堂(仮聖堂)
こちらもガイドブックに載っている有名な施設になります。
大聖堂が修復されるまでの仮聖堂です。
屋根がボール紙でできていることや、シンプルな椅子のデザインから、あえて仮であると感じる造りでした。
場所はクライストチャーチ大聖堂から少し歩いた所にあります。
とても落ち着いた雰囲気です。
185 White Chairs
2011年の地震で亡くなった185名の方々を追悼する為、185個の真っ白な椅子が並べられています。
アートの街、クライストチャーチらしい方法だと思います。
車いすやベビーチェアなど、様々な種類の椅子は、亡くなった方の個性を表しているそうです。
私はこの場所に行かなくて後悔しています・・・
仮聖堂のすぐ後ろにありますので、併せて行って頂きたいです。
CTV Earth Quake Memorial Park
2011年の地震で最大の犠牲者を出したCTVビル跡地です。
ビルの構造に問題があったと言われており、地震で倒壊しました。ビルに語学学校が入っていた為、ここに通っていた多くの日本人学生も犠牲になりました。
今は公園になっていますが一部に「CTV」と書かれた駐車場跡が残されています。
185 White Chairs のほぼ向かい側にあり、仮聖堂からも非常に近い位置にありますので、是非訪れて頂きたいです。
なぜかgoogleマップ上であまり表示されないのが残念です。
その他 石造りの建物
街を歩いていると工事中の建物を見かけます。
壁にたくさんの補強がされていて、崩れそうな壁を必死で支えている様子が痛々しいです。
ガイドブックには載っていませんし、周囲に説明もありませんが、この様な修復中の石造りの建物を時々見かけました。
街全体はきれいになっていても、この様な建物から地震の事を考えさせられます。
以上が、私が旅行を通して知った地震関連スポットです。
その他にも記念碑や関連施設などがあると思いますが、何かの参考になればと思います。
地図
・クライストチャーチ大聖堂
・仮聖堂 クライストチャーチトランジショナル大聖堂
・185個の白い椅子 185 White Chairs
・CTV跡地 CTV Earthquake Memorial Park
・修復中の石造りの建物
無計画でもOKなテカポ湖絶景の星空【NZ南島】
2019年末に星空観察で有名なテカポ湖(ニュージーランド南島)に行きました。
テカポ湖は主要エリアだけでもけっこう広いので、どこで星空を見よう?場所を選ばないと見えないのでは?と思っていました。
しかしそんなに計画しないまま夜になりました。
突然の星空
ニュージーランドの夏は日が長いので、夜9時くらいでやっと暗くなり始めます。
なので夜11時半くらいから動き出すことにしました。
目指す場所は「善き羊飼いの教会」です。
テカポ湖のシンボル的な場所ですが、歩いて行けるのがポイントです。15分くらいだったと思います。
目的地に行けば綺麗な星空が見えると思っていたら、宿から出た瞬間、普段見ないような無数の星が、夜空に広がっていました。
道中は街灯があるので観察には適していませんが、それでもかなりの星が見えます。
ちなみに歩いている人は全然見かけませんでしたので、防犯には一応気をつけてください。
教会と星空の世界
「善き羊飼いの教会」に着くと、けっこうたくさんの人がいました。100人くらいでしょうか。(教会の中には入れませんので、みんなその周りにいます。)
教会の周りは街灯が無くて観察スポットとしては良さそうです。
空を見上げると、空間全部がプラネタリウムになったような感じでした。
本物なので当たり前ですが(笑)
天の川銀河もはっきり見えて幻想的な雰囲気です。
そして日本と違い南半球なので、星座の見え方が違います。
一番分かりやすいオリオン座が逆さまになっていて、おお~!となりました。
実は月も左右逆になっているらしいのですが気づきませんでした(笑)
これだけの星空が見えるので、教会と星空が写っている写真は確かに画になります。
ただ一点、教会のすぐ隣に駐車場があるので、みんな車で星空を見にやっています。
脇に道路もあります。
星空を見ていると車のライトがあたり、まぶしい!ということが結構頻繁にありました。
それだけがこの場所のデメリットです・・・
ですが時間が遅くなってくると(夜12時以降)段々人が減ってきたので、気になる方は遅めの時間が良いかもしれません。
夜空を撮影
美しい星空を写真に収めたい!ということで、旅行用に高級コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を持参していました。
私のカメラは夜間撮影があまり得意で無いと聞いていましたが、私よりカメラに詳しい友人に教えてもらいながら撮影。
星空が思ったより写らない・・・。ぶれとの戦いでもありました。
素人が突然やろうとしても、うまくいかないようです。
カメラに詳しい方が撮ったら私のコンデジも力を発揮できたのでしょう。
星空の撮影はそれなりにカメラの腕が必要だと分かりました。
ですが星空観察に写真撮影があると、より楽しく過ごせると思います!
そろえたい条件
今回、あまり下調べせずに星空観察をしたものの、好条件が偶然重なりました。
その条件とは、天気と月の満ち欠けです。
私が行った日は快晴、月も新月に近い状態でした。
天気については事前にどうにもなりませんが、テカポ湖の地域は比較的晴れが多いと聞いていたのであまり心配していませんでした。(それでも予報で雨マークがついて焦りました・・・)
そして満ち欠けですが、月は満月になるとかなりの明るくなると言われます。出来れば新月に近い日を狙うとより綺麗な星空に出会えると思います。
防寒対策
年末のニュージーランドは夏と言われていますが、まだ初夏の時期なのか、日本より圧倒的に涼しいからなのか、夜は冷えます。
気温は10℃以下になるので、私は完全冬仕様のヒートテックやコート、マフラーを装備しました。
それでも星空観察でじっとしていると、どんどん身体が冷えてきました。
1時間ほどで限界がきたので切り上げることにしました。
テカポ湖周辺どこでも星を楽しめる
例えば、最高の写真を収めようとか、プロが案内する場所が一番安心とかであれば、入念な下調べや、ツアー申し込みという選択肢があると思います。
ツアーでは「マウントジョン天文台」への星空ツアーがあるようです。専用バスを何台も見かけました。
天文台へは個人でも行けるのか分かりませんが、けっこう遠いので徒歩ではなく車になると思います。
しかし星空観察をライトに楽しめればいいや、という方は街灯の少ない場所であれば十分星空を楽しむことができます。
もしかしたら宿から少し出るだけでも満足できるかもしれません。
そのくらい星の美しい場所でした。
ミルキーブルーな湖と養殖サーモン【ニュージーランド南島】
サーモンといえば、北国のイメージがあります。
しかしニュージーランドでもサーモンがいくつかの場所で養殖されているみたいです。
今回私が向かったのは、星空観察で有名なテカポ湖の隣にある「プカキ湖」のほとりです。テカポ湖から車で約30分で着きます。
道中はやや山道でした。
お店の名前は「Mount Cook Alpine Salmon」です。
養殖場自体は別の場所にあるようで、販売所という感じでしょうか。
駐車場には何台もの観光バスが停まっていました。グーグルマップでもかなり口コミがあったので、けっこう有名なお店かと思います。
ちなみに、こちらの周りは建物が少ないので車がびゅんびゅん通っています。駐車場に入る際はご注意を。
私は一回通り過ぎました(笑)
店内はこぢんまりしていて、シンプルにサーモンをメインに販売されていました。
商品は生のサーモンの他、スモークサーモンやイクラなどもあり、どれも非常に美味しそうでした。
ちなみにサンドイッチなど料理系の商品はありませんでした。
我々は定番の「Sashimi 100g」($10)を二人で分けることにしました。
適度に脂が乗っているサーモンです。
醤油とわさび、箸ももらえました。
お店の外に椅子とテーブルがあるので、そこで皆さん食べていました。冬だとちょっと寒いかも?
味の方は、さっぱりしていてくせのないサーモンでした。いつも食べるサーモンより匂いが少ないようにも思いました。
ある意味、いくらでも食べられそうな味です。
醤油とわさびが若干日本のものと違うなーと思ったので、もし日本の醤油とわさびで食べたらまた違う味に感じるかもしれません。
サーモンを食べている間、眼前にはミルキーブルーのプカキ湖が広がっていました。
本当にこの辺で養殖してるの?と思うくらい乳白色です。
遠くにはニュージーランド最高峰のマウント・クック(らしき山)も見えて、本当に雄大でした。
という訳で、「ミルキーブルーの湖と白い山々を見ながらサーモンを食べる」というのは中々不思議な体験でした。
ちなみにお店の「Mount Cook Alpine Salmon」は残念ながら日本には輸出していないようです。
どこかでまたこのサーモンを食べてみたいと思いました。
(この記事は2019年末の旅行を基に書いています。)
ニュージーランドの独特なコーヒー文化を目の当たりにした話
「普通のコーヒー」がありませんでした。
この記事は、2019年末~2020年年明けにニュージーランド(クライストチャーチ)を旅行した際の体験に基づいています。
フラットホワイト
クライストチャーチはたくさんのカフェがあり、旅行中に頻繁に利用しました。
どこのカフェもおしゃれでクオリティが高く、旅行ガイドに載っている有名店で無くても良い時間を過ごせます。
しかし、最初にコーヒーメニューを見たときは「?」になりました。
普通にブラックコーヒーを注文しようとしたら、それらしき名前がどこにもありません。
日本のカフェに行くと、大体「本日のコーヒー」的なメニューが一番最初に書かれていると思います。ニュージーランドで同じポジションにいるのは「フラットホワイト」です。
フラットホワイトは「カプチーノ」のような、「カフェラテ」のような飲み物です。
ネットで色々と探してみたところ、カフェラテやカプチーノとはミルクの配合が異なる様です。カプチーノよりややコーヒーの割合が高く、コーヒーの風味を強く感じるとありました。
しかし実際に色々なお店のフラットホワイトを飲んでみましたが、
私には正直カプチーノとの違いが分かりませんでした(笑)
カプチーノよりやや泡が少ないかな?くらいでしょうか。
私自身はカフェラテが好きなので、似たところのあるフラットホワイトも美味しいと思いました。
ブラックコーヒーはどこ?
「フラットホワイト」はニュージーランドやオーストラリアでメジャーかつ名物的な飲み物なので、旅行前から知っていました。
しかし先ほども書きましたが、ミルクの入っていないブラックコーヒーが飲みたいなーと思った時、どれ!?になりました。
私が飲みたい「ブラックコーヒー」とは、ミルクや砂糖を加えていない「ドリップコーヒー」です。日本ならカフェやコンビニ、自販機で売っている一番普通のやつです。
説明するまでも無いかと。
なぜこれが無かったかと言うと、そもそもニュージーランドでは「ドリップコーヒー」ではなく、「エスプレッソ」がメジャーだからです。
なので、エスプレッソ(少量の濃いコーヒー)をベースに、メニューが展開されているようです。
ちなみに「フラットホワイト」もエスプレッソ+ミルクで作られています。
では、ニュージーランドには「ブラックコーヒー」にあたるメニューは無いのでしょうか?メニューを探してみると、近いものがありました。
「ロングブラック」です。
ロングブラックはお湯にエスプレッソを加えたものになります。
ロングブラックとセットで書かれている「ショートブラック」というものもありますが、こちらは「エスプレッソ」そのもののようです。
これは初見では分かりませんね。
今回はロングブラックを何度か飲んでみました。
私の個人的な感想ですが、
「インスタントコーヒーを入れすぎた時のブラックコーヒー」でした。
・・・こんな感想しか出ず申し訳ありません。
つまり慣れ親しんだブラックコーヒーとは別物で、もっと濃い味がロングブラックです。
旅行中は、フラットホワイトも美味しいけど、ドリップコーヒーが恋しい・・・となることが時々ありました。
特にニュージーランドは甘いスイーツが多いので、ミルク入りコーヒーよりミルク無しでさっぱりしたくなりました。
ドリップコーヒーを飲むなら海外チェーン
どうしてもドリップコーヒーが飲みたい!という場合、スタバなどの海外チェーンに行くのが一番です。
しかし、クライストチャーチの中心地にはスタバがありませんでした。昔はあったらしいんですが、独自のコーヒー文化に入り込めず苦戦しているようです。
クライストチャーチ唯一のスタバは、少し郊外の大型スーパーマーケット「ウェストフィールド・リッカートン」にありました。車かバスで行くことができるお店です。
日本の様に行列ができる訳でも無く比較的空いており、スムーズに利用できました。
味は安定のスタバでした。
ミルクが違う
多くのコーヒーメニューでミルクが使われているニュージーランドですが、基本となる牛乳そのものが日本とやや違いました。
郊外へ行くとたくさんの乳牛が放牧されていますので、カフェで使われているミルクもニュージーランド産だと想定します。
しかしニュージーランドの牛乳を購入して飲んだところ、日本より甘みは強く、コクなどの点ではさっぱりしている印象でした。
ですので、同じように日本でフラットホワイトなどを作ってもまた違う味になるのかなと思いました。
日本でも最近、ニュージーランド産のバターを見かけるようになりました。こちらも日本のバターとは味が違うので、ニュージーランドの乳製品を感じるのには最適だと思います。
紅茶もあります
カフェと言うよりレストランになりますが、紅茶もよくメニューに見かけます。
コーヒーの勢力には劣るものの、色々なお店で飲んでみるのも良いと思います。
まとめ
自分が普通と思っている「コーヒー」が当たり前でもないと認識させられました。
ニュージーランドはエスプレッソ文化で、一番メジャーなのは「フラットホワイト」ということでした。
日本のコーヒーが恋しくなりますが、ニュージーランドに訪れた際はぜひコーヒーを楽しんでみてください。