無計画でもOKなテカポ湖絶景の星空【NZ南島】
2019年末に星空観察で有名なテカポ湖(ニュージーランド南島)に行きました。
テカポ湖は主要エリアだけでもけっこう広いので、どこで星空を見よう?場所を選ばないと見えないのでは?と思っていました。
しかしそんなに計画しないまま夜になりました。
突然の星空
ニュージーランドの夏は日が長いので、夜9時くらいでやっと暗くなり始めます。
なので夜11時半くらいから動き出すことにしました。
目指す場所は「善き羊飼いの教会」です。
テカポ湖のシンボル的な場所ですが、歩いて行けるのがポイントです。15分くらいだったと思います。
目的地に行けば綺麗な星空が見えると思っていたら、宿から出た瞬間、普段見ないような無数の星が、夜空に広がっていました。
道中は街灯があるので観察には適していませんが、それでもかなりの星が見えます。
ちなみに歩いている人は全然見かけませんでしたので、防犯には一応気をつけてください。
教会と星空の世界
「善き羊飼いの教会」に着くと、けっこうたくさんの人がいました。100人くらいでしょうか。(教会の中には入れませんので、みんなその周りにいます。)
教会の周りは街灯が無くて観察スポットとしては良さそうです。
空を見上げると、空間全部がプラネタリウムになったような感じでした。
本物なので当たり前ですが(笑)
天の川銀河もはっきり見えて幻想的な雰囲気です。
そして日本と違い南半球なので、星座の見え方が違います。
一番分かりやすいオリオン座が逆さまになっていて、おお~!となりました。
実は月も左右逆になっているらしいのですが気づきませんでした(笑)
これだけの星空が見えるので、教会と星空が写っている写真は確かに画になります。
ただ一点、教会のすぐ隣に駐車場があるので、みんな車で星空を見にやっています。
脇に道路もあります。
星空を見ていると車のライトがあたり、まぶしい!ということが結構頻繁にありました。
それだけがこの場所のデメリットです・・・
ですが時間が遅くなってくると(夜12時以降)段々人が減ってきたので、気になる方は遅めの時間が良いかもしれません。
夜空を撮影
美しい星空を写真に収めたい!ということで、旅行用に高級コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を持参していました。
私のカメラは夜間撮影があまり得意で無いと聞いていましたが、私よりカメラに詳しい友人に教えてもらいながら撮影。
星空が思ったより写らない・・・。ぶれとの戦いでもありました。
素人が突然やろうとしても、うまくいかないようです。
カメラに詳しい方が撮ったら私のコンデジも力を発揮できたのでしょう。
星空の撮影はそれなりにカメラの腕が必要だと分かりました。
ですが星空観察に写真撮影があると、より楽しく過ごせると思います!
そろえたい条件
今回、あまり下調べせずに星空観察をしたものの、好条件が偶然重なりました。
その条件とは、天気と月の満ち欠けです。
私が行った日は快晴、月も新月に近い状態でした。
天気については事前にどうにもなりませんが、テカポ湖の地域は比較的晴れが多いと聞いていたのであまり心配していませんでした。(それでも予報で雨マークがついて焦りました・・・)
そして満ち欠けですが、月は満月になるとかなりの明るくなると言われます。出来れば新月に近い日を狙うとより綺麗な星空に出会えると思います。
防寒対策
年末のニュージーランドは夏と言われていますが、まだ初夏の時期なのか、日本より圧倒的に涼しいからなのか、夜は冷えます。
気温は10℃以下になるので、私は完全冬仕様のヒートテックやコート、マフラーを装備しました。
それでも星空観察でじっとしていると、どんどん身体が冷えてきました。
1時間ほどで限界がきたので切り上げることにしました。
テカポ湖周辺どこでも星を楽しめる
例えば、最高の写真を収めようとか、プロが案内する場所が一番安心とかであれば、入念な下調べや、ツアー申し込みという選択肢があると思います。
ツアーでは「マウントジョン天文台」への星空ツアーがあるようです。専用バスを何台も見かけました。
天文台へは個人でも行けるのか分かりませんが、けっこう遠いので徒歩ではなく車になると思います。
しかし星空観察をライトに楽しめればいいや、という方は街灯の少ない場所であれば十分星空を楽しむことができます。
もしかしたら宿から少し出るだけでも満足できるかもしれません。
そのくらい星の美しい場所でした。